篠村知子教授が「日本植物学会第81回大会」にてカロテノイドに関するシンポジウムを開催しました【理工学部】

2017年09月14日

2017年9月8日(金)、東京理科大学野田キャンパス(千葉県野田市)で行われた日本植物学会第81回大会において、帝京大学理工学部バイオサイエンス学科教授・篠村知子(植物分子細胞学研究室)は、東京大学大学院総合文化研究科・池内昌彦教授と共同で企画した、「カロテノイド:その多様性と普遍性が切り拓く新展開」と題するシンポジウムを実施しました。 

カロテノイドは、原核生物から高等植物まで広く分布するテルペノイドの一種であり、ヒトなどの動物は自分ではカロテノイドを生合成できませんが、視物質のレチナールなどの合成のために必須であることはよく知られています。植物はカロテノイドを生合成し、光合成における補助色素としての作用や、光保護作用や抗酸化作用などの機能をもつことが明らかにされつつあります。さらに、カロテノイドおよびアポカロテノイドと総称されるカロテノイドから合成されるさまざまな生合成産物が、動物や植物で非常に多様な機能を果たすことがわかってきました。

そこで、本シンポジウムでは、植物分野におけるカロテノイド研究の最先端を紹介するとともに、カロテノイドをさまざまな健康分野に役立てるための基礎研究について、下記の方々をお招きし、講演をしていただきました。

シンポジウムでは熱心な議論が交わされ、参加者の方からは、「たいへん勉強になりました」「講演者の先生には他学会の方もいらっしゃったのでカロテノイド研究の最先端を分野横断的に共有することができました」などの声がよせられました。

 

シンポジウム「カロテノイド:その多様性と普遍性が切り拓く新展開」

■オーガナイザー

・池内 昌彦教授(東京大学大学院総合文化研究科)

・篠村 知子教授(帝京大学理工学部バイオサイエンス学科)

 

■プログラム

篠村 知子教授

(帝京大学理工学部バイオサイエンス学科)

西山 佳孝教授

(埼玉大学分子生物学科)

光合成におけるカロテノイドの機能解析

高市 真一教授

(東京農業大学生命科学部分子微生物学科)

光合成細菌、シアノバクテリア、藻類、植物における多様なカロテノイド分子種と生合成経路の分布

加藤 翔太博士研究員

(帝京大学理工学部バイオサイエンス学科)

玉木 峻講師

(神戸大学バイオシグナル総合研究センター)

ユーグレナのカロテノイド生合成系におけるシトクロムP450の機能解析

若林 憲一准教授

(東京工業大学化学生命科学研究所)

クラミドモナスの走光性における眼点カロテノイドの役割

池内 昌彦教授

(東京大学大学院総合文化研究科)

シアノバクテリアでのカロテノイド高蓄積のための遺伝子改変

梅野 太輔准教授

(千葉大学大学院工学研究院)

カロテノイド生合成経路の「進化能」の探索

鈴木 祐太研究員

(東京大学大学院工学系研究科電気系)

誘導ラマン散乱による生きた微細藻類の無標識一細胞解析

池内 昌彦教授

(東京大学大学院総合文化研究科)

総合討論

 

当日の様子01

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