帝京大学理工学部を中心とした研究グループの論文が日本物理学会の欧文誌「JPSJ」の注目論文に選ばれました

2017年02月24日

帝京大学理工学部准教授中村真一を中心とする研究グループが発表した論文「Crystal-Site-Selective Spectrum of Fe₃O₄ Obtained by Mossbauer Diffraction(メスバウアー回析で結晶サイト選択的スペクトルが測定できる)」が、日本物理学会の欧文誌「JPSJ」の注目論文に選定されました。

本学理工学部・量子科学技術研究開発機構・岡山大学自然科学研究科・京都大学原子炉実験所・京都産業大学理学部から成る研究グループは、大型放射光施設SPring-8量子科学技術研究開発機構専用ビームラインBL11XUの放射光メスバウアー線源を利用してメスバウアー回析計を開発し、典型的なFe複サイト化合物としてマグネタイト(Fe₃O₄)高温相を取り上げ、初めて結晶サイト選択的スペクトルの測定に成功しました。今回発表した論文は、この成果をまとめたものです。また、今回の成果により、放射光を用いたメスバウアー回析は、今後多くの複サイトFe化合物に適用され、新規材料開発に繋がっていくと考えられ、今後の研究の展開が期待されます。

尚、本研究成果は、2017年2月17日付の「科学新聞」で紹介されました。