槇村教授が東京都小学校理科教育研究会OB会で講師を務めました

2018年12月03日

2018年11月29日(木)、帝京大学板橋キャンパスで行われた東京都小学校理科教育研究会OB会の研修が行われ、帝京大学大学院医学研究科教授 槇村浩一が講師を務めました。

この研修は東京都公立小学校の管理職経験者で理科を中心に教育経験を持つ退職教員を対象としており、第3回目となる今回は、医真菌学の最新の情報や、生物や生物教育に関する情報交換を目的として行われました。

当日は「病原真菌と真菌症-ガビが原因の病気にせまる-」と題し、カビとは何か、真菌の多様性などをはじめ、起源生命からどのように真菌が分かれていったのかを出芽式進化系統樹を用いて分かりやすく説明しました。また、槇村教授は真菌観察用のデジタル顕微鏡でのカビの撮影に成功しており、ガラス板培養法によるカビの同定において、いわゆる押し花である「さく葉標本」状態のカビの写真と「生体」状態のカビの写真とを見比べ、生体状態のカビの写真の鮮やかさ、平面と比べたときの構造の複雑さに参加者も大変驚いていました。

槇村教授の研究グループは、先日、パンデミック真菌であるカンジダ・アウリスを1時間以内に検出・診断できる遺伝子診断法を開発し、アメリカ微生物学会の「ジャーナル・オブ・クリニカル・マイクロバイオロジー」9月号で報告を行っています。そのことにも触れ、真菌の新種の多さ、日本と海外における薬剤耐性(AMR)対策の違い、耐性株の日本への侵入に警戒が必要であることについても話しました。また、実際にデジタル顕微鏡を使用し、日本と海外の蝶の羽の鱗粉を見比べるなどの実技研修も行いました。

最後に行われた質疑応答では、真菌の話題だけでなくこれからの小中学校における生物教育についても活発に意見が飛び交っていました。

午後には板橋キャンパスのパソコン室・医学総合図書館の見学も行われ、研修は盛況のうちに終了しました。

 

当日の様子

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