第6回ハーバード特別講義を開催しました

2017年02月13日

帝京大学板橋キャンパスおよび霞ヶ関キャンパスにおいて、2017年1月7日(土)より2月3日(金)まで、本学公衆衛生学研究科による第6回帝京―ハーバード特別講義を開催しました。ハーバード大学(米国)から4名、オックスフォード大学(英国)から1名の教授を招き、本場さながらの集中講義を実現しました。

この特別講義企画は1993年から続く本学とハーバード大学との交流の一環として実施しています。第6回を迎えた今年は、医学分野のエビデンス構築に欠かせない疫学と生物統計学、日本はもとより各国で話題になっている健康格差に関する講義、大気汚染や食品など身近な問題と直結する環境と健康の講義、そして医療に欠かせない経済評価について、5つの講義を各々4日間かけて行いました。

ハーバード大学からは、循環器疾患の疫学研究で知られるMurray Mittleman教授、生物統計の時系列分析で著名なGarrett Fitzmaurice教授を招き、ディスカッションを含めた活発な講義が行われました。健康格差については、世界でその研究が知られ、日本でも『命の格差は止められるか: ハーバード日本人教授の、世界が注目する授業』(小学館2013年)などの著書を持つイチロー・カワチ教授が講義を行い、社会疫学や行動経済学の理論に基づく最新の研究成果を紹介し、社会問題を議論しつつも、ユーモア溢れる講義に教室は熱気に満ちました。環境と健康との関係については、ハーバード大学教授であり、同大医学部教育病院のCambridge Health Allianceで活躍するRose Goldman教授が小グループ学習を含めた授業を行いました。そして医療経済についてはオックスフォード大学のAlastair Gray教授が英国での実例を交えながら経済評価について講義されました。

いずれの教室でも、講師と参加者との相互の活発なやり取りや小グループ活動を含めた教育で、本場さながらの講義となりました。東京でハーバードやオックスフォードの講義が受けられる希少性もあり、学外からも多くの聴講生や履修生が参加されました。

この特別講義は昨年の第5回に引き続き、日本学生支援機構(JASSO)による海外からの留学生への奨学金も受けています。本学のアジア提携校である北京大学・ハルピン医科大学(中国)、アトマジャヤ大学(インドネシア)、チュラロンコン大学・マヒドン大学(タイ)、フィリピン大学マニラ校(フィリピン)、台北医学大学(台湾)から学生が奨学金を得て参加しました。提携校からは教員も集い、アジア各国と日本の参加者が対話する国際色豊かな教室の風景がみられました。

各集中講義の第3日目には学生中心の交流会が開かれ、各校の学生生活や大学の様子を紹介しあい、共通の保健医療分野の課題について英語でディスカッションする機会を設け、若い世代のネットワークも構築できました。

今年もまた本学の教育指針である国際性と開放性が活かされた講義となりました。本学で国際経験を積んだ学生や教員が、幅広い分野で活躍することを願っています。

 

当日の様子01

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