シルクロード学術調査団 2017年度 第1次調査速報 vol.10

第1シャフリスタン街路地区の調査

昨年に引き続き、第1シャフリスタンの街路調査区では、大通りと大通り西側の遺構を調査しました。

下写真は本年度第1次調査終了時の状況です。

おおよそ9世紀〜10世紀段階の層まで掘り下げた状況になりました。

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キルピーチ(日干し煉瓦)を積んだ壁面やスーファの様子がわかるようになりました。

 

 

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逆さにした土器をつかったパン焼きカマドなども検出しました。

 

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金属を精錬するときにできた鉱滓が、大通り一面に敷き詰められていました。

鉱滓だけでなく、道路面には土器や骨といった様々なゴミが堆く積み上げられていました。

 

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共に調査を実施したキルギス人スタッフと、見学にきた学生たち。

そして視察に来られた方々です。

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今回も、キルギス文化省 の大臣、山村在キルギス日本国大使をはじめ、調査研究関係者、マスコミ、観光に訪れた方々など、多くの方々に発掘現場へ訪れていただきました。

アク・ベシム遺跡がキルギス国内にとってどれだけ重要であり、かつこの調査がいかに注目されているのかをひしひしと感じることができました。

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本調査は、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究B(海外学術調査)(課題番号15H05166)研究代表者 山内和也「中央アジア、シルクロード拠点都市と地域社会の発展過程に関する考古学的研究」と連携して実施している。

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