〜帝京大学シルクロード学術調査団 第1次調査速報 vol.14(了)〜

調査終了。現場養生作業と、周辺遺跡ドローン撮影。

 

2016年第1次調査における発掘調査が終了しました。

今回確認した遺構面および掘り下げた遺構内は、農業用のシートや土嚢袋を敷いて埋め戻したり、土を詰めた土嚢袋を積み上げ、遺構が壊れないようにして、養生(保護)してきました。

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本調査およびその成果の一部は、文部科学省科学研究費補助金(平成28 年度)基盤研究B(課題番号15H05166)研究代表者 山内和也「中央アジア、シルクロード拠点都市と地域社会の発展過程に関する考古学的研究」を使用している。

 

 

もうひとつ、遺構の養生にかかせないのが、キルピーチ(日干しレンガ)です。

キルピーチは、検出した遺構(壁や床面)にも使われていた素材です。

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上の写真が、現代のキルピーチ。泥に草を混ぜて乾かしています。

今日までずっと遺されてきた素材を、壁面や遺構面の養生に使用しました。

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次の発掘調査は来年春、

今夏に整理作業、冬に報告書を刊行する予定です。

 

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本調査は、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究B(海外学術調査)(課題番号15H05166)研究代表者 山内和也「中央アジア、シルクロード拠点都市と地域社会の発展過程に関する考古学的研究」と連携して実施している。

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