〜帝京大学シルクロード学術調査団 第1次調査速報 vol.13〜

アクベシム遺跡は規模が大きいため、遠景はまるで自然の丘のようにみえます。

しかし、この高まりはすべて人が積み上げた日干しレンガでつくられています。

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この大規模な遺跡における調査で活用したのがドローン(遠隔操作の小型ヘリコプター)です。

現在、日本国内ではドローンの使用にあたっては申請が必要な場所が多く、使用する機会も残念ながら限られてしまいます。

幸いにもアク・ベシム遺跡では、近くに空軍基地があるにもかかわらず、天候条件さえ整えばいつでも飛ばせる環境にありました。

ドローンは上空から静止画や動画の撮影ができるだけでなく、地形測量や平面記録にも利用でき、遺跡を立体的に記録することが可能です。

アク・ベシム遺跡の巨大な南門から延びる街路、調査区の全体、遺構の詳細など、静止画や動画でさまざまな記録を試みました。

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(上写真)北門からの俯瞰写真

 

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(上写真)アクベシム遺跡(シャフリスタン)全景

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(上写真)南門から北門へ続く大通り(写真中央)

 

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(上写真)調査区全景

 

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(上写真)今回の調査対象範囲 全景

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(現地スタッフと記念撮影)

 

アクベシム遺跡 ドローン撮影動画

・クラスナヤ・レーチカ遺跡 ドローン撮影動画 (近日公開)

 

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本調査は、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究B(海外学術調査)(課題番号15H05166)研究代表者 山内和也「中央アジア、シルクロード拠点都市と地域社会の発展過程に関する考古学的研究」と連携して実施している。

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