帝京大学スポーツ医科学センターにおける研究・活動の紹介

日々の研究を、スポーツ傷害の予防と治療に役立てています

多岐にわたるスポーツの現場で蓄積されたスポーツ医療分野の知見に加え、日々現場アスリートからの情報を収集し研究活動を行うことで、スポーツ傷害の予防と治療の高度化を図っています。

主な研究・活動(メディカル部門・フィジカル部門)

【スポーツ傷害の予防】

1. スクリーニング

スポーツ傷害の予防のために以下のメディカルチェックを行っています。

(1)選手へのアンケート

(2)医師による診察

(3)心電図や呼吸機能、超音波など生理機能検査

(4)胸部や四肢のレントゲン検査

(5)アライメントなどの形態計測

(6)タイトネスや関節可動域、筋力などのフィジカルチェックなど

また、二次精密検査が必要と判断された選手には、MRI検査や専門医の受診を指示し、その結果に応じて個別に対応を行っています。

 

2. 選手への啓蒙

各部活の競技特性に応じた傷害についての知識をつけてもらうため、選手に対しレクチャーを行っています。

 

3. 定期血液検査および体組成測定、栄養調査

栄養状態や貧血、疲労度などを把握する目的で、毎月1回の血液検査および体組成測定(InBody720)、栄養調査を行っています。異常が発見された選手に対しては、スポーツ栄養士による個別の聞き取り調査と栄養指導、必要に応じて内科的チェックおよび治療を行っています。

 

4. スポーツ傷害予防、パフォーマンス向上のためのトレーニング指導

フィジカルトレーナーによるトレーニングを、トレーニングセンターおよびグランドで行っています。

 

【スポーツ傷害治療】

1. 八王子キャンパスにおけるスポーツ選手の診断

八王子キャンパス内の診療所およびトレーニングセンターにおいて、八王子キャンパス所属の全運動選手を対象とし、さまざまなスポーツ傷害の診療を行っています。診療時間外や診療所の閉鎖期間中に診療ができるよう、体制を整えています。

 

2. 帝京大学病院での診察およびそれ以外の専門医への紹介
本センターでは「スポーツ傷害を被った選手に対しては、肩書きでは無く真の臨床的実力を備えた権威による診療を行う」ことを原則としています。本学医学部附属病院や帝京大学溝口病院整形外科をはじめとし、信頼できる然るべき専門医のもとへ紹介しています。

 

3. 学外のトップアスリートに対するメディカルサポート

サッカー、野球、バレーをはじめとして、学外のトップアスリートに対しても、手術治療を含めメディカルサポートを行っています。
 

4. アスレティックリハビリテーションおよび鍼治療
手術を要した場合の術後や保存療法は、トレーニングセンターおよび八王子キャンパス内で、医師の指示の下にアスレティックトレーナーによるアスレティックリハビリテーションを施行しています。また、新たに鍼治療をトレーニングセンター内で行っています。

 

5. 大会・合宿におけるサポート

大会および合宿へ必要に応じてスポーツ医が帯同し、メディカルサポートを行っています。

 

6. 国内外での研修

本センターを各国の同様の施設と同等以上のレベルとすることをめざし、スタッフを国内外の主要な施設に派遣し、研修を行っています。

 

【現在研究中の課題一覧】

■陳旧性足関節外側靭帯損傷に対する動作解析

■キネシオテープが膝関節の位置覚へおよぼす影響について

■長母趾屈筋腱の狭窄性腱鞘滑膜炎に対する超音波診断の有用性について

■陳旧性足関節外側靱帯損傷に対する超音波診断の有用性について

■脛骨疲労骨折に対する低出力超音波パルス(セーフス)の有効性について

■Unstable shoesが立位バランスや足関節可動域におよぼす影響について

■片脚スクワット動作を用いた体幹機能評価法の有効性について

■アキレス腱症予防における低出力超音波パルス(セーフス)の有効性について

■軟部組織損傷に対する低出力超音波パルス(セーフス)の有効性について

■踵骨前方突起骨折の画像診断における超音波検査の有効性について

■オスグッド病に対する低出力超音波パルス(セーフス)の有効性について

■回内足と疲労骨折の発生率について

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