帝京大学産業保健高度専門職養成の大学院プログラム スタッフ紹介

産業保健プログラムからのメッセージ

「帝京大学産業保健高度専門職養成の大学院プログラム」は、平成26年に文部科学省が公募した「高度人材養成のための社会人学び直し大学院プログラム事業」に採択された履修証明プログラムです。このプログラムは、「医療・福祉・健康分野」で、今後新たな人材需要が望まれ、特に女性の活躍する機会の多い産業医、産業保健師、安全・衛生管理者等の「リフレッシュとレベルアップ」に力点を置き、3年間の企画実施後の平成29年度に、教材も含めて、これらの人材向けのコンピテンシー基盤型教育パッケージとして提示することを目的としています。なお、コンピテンシーとはハイレベルな行動特性・問題解決能力を指し、本プログラムはコンピテンシーの獲得を重視しています。

 

このようなプログラムを申請した理由は、日本の働く者を取り巻く環境の急速な変化の中で労働者の健康が脅かされている現状を改善する高度な人材養成が求められていると感じるからです。製造業が中心であった日本の産業構造が変化した結果、筋労作よりは精神的な緊張を伴う業務に従事する者が増えています。就業の中身も変化したにもかかわらず、特に働き盛りである30代から40代の男性労働者において、週60時間以上勤務する比率は20年前からほとんど減っていません。その結果、過重労働による健康障害、特に精神障害の労災認定申請者数は大幅に増加しています。このような状況に対して、厚生労働省は労働者本人や企業のラインによるケアに加えて事業所内外の専門家による対処を求めています。しかしながら、現状では職場改善のための実践能力のある専門家が不足していると言わざるを得ません。そしてそれ以前に、そうした能力を養成するシステムや機関がほとんどないのが現状です。本プログラムは、今の日本の職場の現状を変えていく実践能力のある高度人材を養成することを目的としています。

 

「医療・福祉・健康分野」は女性の活躍できる分野です。産業医、産業保健師などの産業保健の専門職は女性の割合が高く、女性の活躍が期待されている分野です。しかし、女性産業医にとっても出産・育児に伴キャリア中断は大きな問題です。また、看護大学や看護の大学院で産業保健の専門職である産業保健師養成のコースが十分に提供されておらず、産業界のニーズはあるものの、実際に働いている産業保健師は決して多くない現状もあります。また、保健師資格を有すると登録で資格を得られる衛生管理者についても、産業保健専門職としての十分な教育がなされているとはいえません。企業ニーズに合致する高度専門職人材としての産業保健師あるいは衛生管理者の養成が求められていると考えています。

 

本プログラムは、毎年10名程度を募集する小規模のものですが、現場の状況を分析する学問である疫学や生物統計学など、帝京大学公衆衛生大学院の学生とともに学ぶ科目も多く、大いに相互に刺激し合い、日本の産業保健分野の将来を担う人材を養成する場となることが期待できます。

皆様の積極的なご参加をお待ちしています。

スタッフ紹介

教員名をクリックすると、教員検索機能による詳しい情報がご確認いただけます。(一部教員除く)

※2016年4月現在

山岡 和枝教授 矢野 榮二教授 谷原 真一教授 原 邦夫教授
福田 吉治教授 松浦 正明教授 星 直子教授 山﨑 恭子教授
宮川 宗之教授 北村 尚人教授 野村 恭子准教授 桑原 恵介助教
河野 啓子客員教授 小木 和孝客員教授 丹後 俊郎客員教授 吉川 徹客員准教授
石川 ひろの非常勤講師 中原 浩彦非常勤講師 東川 麻子非常勤講師

キーワードで検索