帝京大学産業保健高度専門職養成の大学院プログラム 授業科目の紹介

演習・実習・実地研究を通して実践力を養っていきます

産業界と共同した実践的なカリキュラムに加え、ハーバード大学やケンブリッジ大学などと提携した特別講義を通して、産業保健分野の国際的な最新の動向について触れるとともに、現場で通用する力を磨いていきます。

授業科目の一覧

※2017年4月現在(2018年度は一部変更となります)

区分 授業科目 授業形態 コマ数 時間数
必修科目 基礎疫学 講義・演習 15 90時間
産業保健学 講義 15
産業環境保健学実習 実習 15
実践報告 実習 15
選択科目 基礎生物統計学 講義・演習 15 22.5時間
産業環境保健学概論 講義・演習 8 12時間
産業中毒学特論 講義・演習 8 12時間
リーダーシップ・マネジメント論 講義・演習 8 12時間
健康教育学 講義・演習 8 12時間
産業精神保健学演習 講義・演習(集中) 8 12時間
産業看護マネジメント論 講義・演習(集中) 8 12時間
産業環境工学特論 講義(集中) 8 12時間
産業保健統括管理学 講義・演習 8 12時間
特別講義(産業環境保健学) 講義(集中) 8 12時間

※選択科目は都合により変更となる場合があります。

※「実践報告」「産業保健統括管理学」を除き、大学院公衆衛生学研究科と共通科目

修了要件

※2017年4月現在(2018年度は一部変更となります)

1. 必修科目4科目(実践報告含む)及び選択科目4科目以上の合計138時間以上を受講すること。
2. 必修科目の実践報告において、報告が基準レベルを達成すること。

上記1、2を満たした受験生には、学校教育法に基づき本学より履修証明書を交付します。

授業科目の概要

※2017年4月現在(2018年度は一部変更となります)

区分 授業科目 概要
必修科目 基礎疫学 疫学研究方法論の基礎について学ぶ。問題解決の基礎としての疫学であることを認識したうえで、因果関係の立証法、記述疫学研究と仮説検証研究(観察研究と介入研究)の違いといった研究の分類を学ぶ。観察研究では横断研究、縦断研究(コホート研究、症例対照研究)における疫学指標、各種バイアス、研究デザイン上の特徴について学ぶ。また、介入研究では無作為化比較試験を含む患者臨床試験についてその構造や疫学指標について、システマティックレビュー、メタアナリシスについてもその構造や問題となる各種バイアスについて学ぶ。疫学研究の倫理指針(同意・個人情報保護を含む)にもふれる。
産業保健学 社会的要請に応えられるだけの実践的な専門知識を持った産業医・産業看護職・産業衛生技術職を育成するためのカリキュラムを提供する。ケースを踏まえた議論も行い、労働衛生関連法規並びに国の指針・通達についての専門的な知識と理解、労働衛生管理体制の確立、労働衛生マネジメントシステムの構築と運用、有害業務の自主的な管理の方法、健診の実施と事後措置、職場改善を含めた作業管理実務、より効果的な衛生教育の実施のための方法等を学ぶ。
産業環境保健学実習 4日間を実習日とする。
初日の午前に、「職場巡視」とは何か、「安全衛生委員会」とは何か、「職場巡視」における事前準備、当日の視点およびツールの利用方法の講義を行う。
初日の午後、第2日目、第3日目にいくつかの職場を対象として「職場巡視」を行う。
最終日の第4日目は、午前中に職場巡視を行った職場ごとにグループの意見をまとめ、模擬安全衛生委員会で各職場での課題に対する対策を決定する。午後に、職場巡視を行った職場ごとで、職場巡視対象職場に対するレポートをまとめ、総合討論を行う。
実践報告 年間を通して、指導教員の支援を受けながら、自身が直面している課題を問題解決型アプローチで取組み、解決策を適用し、その評価も行う。
選択科目 基礎生物統計学 実際の健診データなどの実例を挙げながら、医学研究で得られる様々なデータについて、データの種類や分布の特徴を理解し、適切なデータの要約やグラフ表示の方法を学ぶ。推定(信頼区間)と仮説検定の概念を無作為割付の意味も含めて理解する。臨床研究で頻出である、反応変数が連続変数、2値変数および生存時間であるそれぞれの場合について、2群比較の方法とその際の共変量の調整方法を学ぶ。
産業環境保健学概論 必ずしも産業保健を専門としない公衆衛生の実務家のために、基本的な産業保健の制度、法、組織等の概要を学ぶ必要がある。また、環境保健学とは、様々な環境中の有害要因による健康影響を制御して健康を保つことを目的としている。環境問題とそのマネジメントを俯瞰しつつ、環境からの有害影響別に対策とともに詳しく理解する必要がある。
産業中毒学特論 産業現場でヒトが有害要因に曝露することにより特異的、非特異的な健康障害がひき起こされることがある。このコースでは代表的な産業有害要因について現場での曝露態様、管理、規制および新規の問題の発見と研究について考える。
リーダーシップ・マネジメント論 組織一般の理解を深めるために一般の経営学を基礎にした学習を行う。また、いわゆる正解のない分野であるため、異なる視点からの討論を中心に講義を進める。これらの内容を通じて、公衆衛生分野で将来のリーダーとなるべき人材として必須の知識・技能を修得することを基本目標とする。
健康教育学 健康教育・ヘルスプロモーションの基礎となる行動科学等の理論とモデルを学び、主に、個人、集団、社会の3つのレベルに分けて、健康教育・ヘルスプロモーションの方法を習得する。演習として、得られた知識と技術を用いて、具体的な健康教育・ヘルスプロモーションの企画(評価計画含む)ならびに模擬的な実践を行う。これらを通じて、地域、職域、学校等において効果的な健康教育・ヘルスプロモーションを実践できる専門家の育成を目指す。
産業精神保健学演習 職場のメンタルヘルス対策として、ストレスチェック等の国の勧める対策ならびに産業ストレスに関する理論を理解したうえで、「職場ドック」等の1次予防、2次予防、復職支援等の3次予防の具体的な方法論を学ぶ。これらを通じて、個々の職場におけるメンタルヘルス対策を進めるための知識、技術、コンピテンシーを習得する。
産業環境工学特論 作業環境に存在しうる様々な有害要因の測定・評価を理解した上で、具体的なケースに基づいて、選択すべき環境制御技術について学習する。一般環境管理につながる産業工学分野の方法として、作業環境管理・作業管理で用いられる物質の代替、局所排気装置や全体換気装置等の工学的対策、作業方法、ならびに保護具の使用等について学習する。さらに国際的な化学物質の有害性とラベルの調和システム(国連GHS勧告)に基づくリスク管理方法についても学ぶ。
産業看護マネジメント論 まず、前半では、産業保健師・看護師の基本的な考え方や役割、職域を対象にしたアセスメメントの方法、対策の立案とマネジメントについて主に講義形式にて授業を行う。これらをもとにして、後半では、仮想的な事例を対象にして、グループワーク形式にて、アセスメントを行い、具体的な対策づくりを行う。担当教員を交えたグループ内でのディスカッションおよび全体発表・質疑を行う。
産業保健統括管理学 産業保健の5管理のひとつである「統括管理」を中心に、企業全体の産業保健活動を統括する立場に立つ統括産業医等を対象に、統括管理の概念から具体的な活動内容を学修する。
特別講義(産業環境保健学) 環境保健の基本的コースとして、毒性学、曝露評価、環境疫学、リスクアセスメント・リスクマネジメント、環境影響予測評価、ライフサイクルアセスメント、および災害分析を理解し、大気汚染、飲料水、産業有害要因、労働災害、建造環境、エネルギーの選択、および地球温暖化などの課題について、評価し政策決定できることを目指す。

※選択科目は上記内容が一部変更となる場合がございます。

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